ひぐらしのなく頃に

ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 上 (講談社BOX)

ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 上 (講談社BOX)


DDDと共に読破しました。以下、感想です。


なかなか、面白かったです。
ちょっと昔の富士見ファンタジア文庫辺りを思い出す読み応えでした。
情景描写がちょっと薄く感じたのがその辺りの起因かもしれません。
ただ、これは改稿したといっても、元がノベルゲーのテキストですし……。


ノベルゲームというのは、演出・表現を行うのは文章だけではなく、
効果音や背景、立ち絵やBGMといった要素も情景演出に一役買っています。
だから、文章一本で全て表現しないといけない「小説」より、どうしても描写は薄く……
というより作品全体の調和を取らないといけない以上、薄くせざるを得ない部分もあるんだと思われます。


そのために、若干、読み応えには欠ける感じ。
ただまあ、キャラクターも活き活きしてましたし、速読して楽しめました。
上巻ということで、話は途中で終わってしまっているのですが……楽しみです。


ただ、一つだけはっきりと問題点があるとするなら。
この本、この文章量で1050円は高すぎです。ソフトのほうがずっと安い。