次女ルートアフター?

>この子作り(・∀・)エッチ!!>娘

子作りエッチってなんだあああ!!(滝涙


……しかし、やっぱり該当するとしたら次女が一番適してる感じがします(涙
割とメッセでも次女が上がってくる事が多かった感じでした。
そうなると……夢には見てませんが。


『あの後』は、大体このような感じでしょうか……。

「ちょっ……だから、止め……っ!?」


相変わらず――娘は一向に噛むのを止めようとしない。
甘噛みだから別に痛いわけじゃないけれど、小さな歯が首筋や肩を適度に刺激する様子は……なんと言うか……その、実の娘とはいえ、かなり恥ずかしい。
「…………アル、だんだん赤くなってきた」
「!? というか、呼び捨てで呼んだら駄目だっていつも言ってるだろっ!?」
「だって、お母さんもそう呼んでる」
一向に人の話を聞かないおかげで、僕の肩は歯形と唾液でべとべとになってしまっていた。
それは娘にも判っているのか、時折顎の動きを休めては舌で丹念に肌の上を舐め上げる。
その仕草も含め、一体どこでこんな技術を覚えてきたのかと問いたくなるほど――娘の動きは『母親』のそれを思わせた。
『親在るべくして、子供もまた然り』とは、果たしてこういう事を言うんだろうか。


自分で言ってて、少し泣きたくなってきた。
しかも状況はまるで改善されていないのだから割と本気で泣きたい。


……だが。
娘の突拍子も無い行動に動揺して、僕はすっかり失念していたらしい。


この子にしてこの親在りということは、それ即ち――


「……自分の娘に欲情するのは、流石にどうかと思う」
「ばっ!? 冗談も大概に――っというか見てたのなら止め、ちょっ、うわあああああああああっ!?」


いつの間に背後に立っていたのだろうか。
娘がしてきたように、僕の体に全身を預けてきた一人の女性――
だが娘と違い、男の中でも長身である僕と背の丈が変わらない彼女の体を何の気構えも無く支えられるはずもなく。
直前、素早く飛び退いていた娘の姿に――安堵と共に、そんなところまで母親似なのかと見当違いな感想も抱きながら。
二人一緒、もつれ合うようにして僕達は床へと投げ出される。


「……起きたのか?」
「ん……あれだけ騒いでたら、流石に」
「う……そ、そうか。それはすまなかっ――」
「あんなに可愛い声アルの嬌声を聞いたのは久しぶり」
「嬌声言うな! と言うかオレは断じて可愛くないっ!!」


言葉は淡々としていて、表情もあまり変化が見られなかったが――もう十年以上にもなる付き合いから、彼女が相当うきうきとした様子でいるのが判る。
僕の上に馬乗りになった姿は大きなシャツ一枚を羽織っただけで、豊かな胸元は押し付けた僕の胸板で柔らかく形を変えていた。
覆うところの無い臀部の感触をスラックス越しに感じながらも、妙に嬉々とした様子の彼女に一抹の不安を感じた僕は――


「そっ、それはともかく! そろそろ夕食だろ? 今日は僕が作るから、あの子と一緒に暫く待っててくれないか」


――彼女は料理が出来ないわけじゃない。
ただ、料理をした後の後片付けを嫌ってあまり料理場に立つ事が無いだけだ。
それでも大体、僕と一日ごとの交代制ぐらいで食事を作ってくれるようになった辺りは――心境の変化というものなんだろうか。
ともあれ彼女にとってこの提案は取り下げるような条件を何一つ持たず、加えて料理中は危ないからという事は娘にも徹底している。
これならばどちらにも押し倒される心配が無く、後はその場の状況に応じながら適宜対応していけばなんとかなることだろう。


「ん……」


僕の言葉に、鋼色の髪をさらりと揺らしながら――彼女は微かに考え込んだ。
よし、これなら何とかなりそうだ。
僕だって伊達や酔狂で彼女の『夫』を、それ以前からの『家族』はやってな――


「大丈夫。今日の夕食はアル」
「うんうん、判ってくれたなら――って待ておいッ!?」


全く予想の斜め上を全力投球した返答に愕然となった僕をよそに、彼女はそっと顔を屈め――僕の鎖骨を噛む。


「ん……あまい、においがする」


嬉しそうに微笑みながら、さらにそこへ舌を沿わせようとする――彼女の動きを阻んだのは、シャツの裾を引っ張った小さな手のひら。
いかに内面的にも外見的にもそっくりとはいえ、まだ年幼い娘の存在――流石に、彼女にとっても『抑制』と成りうる――


「ん……」
「……ん」
「………………」
「………………」
「…………そっか。じゃあ、はんぶんこにしよう」
「ちょっ!? 何だその極めて怪しげな提案ッ!?」


微塵も成りうらなかった。


「お母さんと……はんぶんこ?」
「うん」
「二人ともオレの話を聞けーッ!?」


彼女の下でもがく僕の言葉を鮮やかに無視した娘は、小さく首を傾げながら彼女の提案を吟味した後。


「……わかった」
「判るなあああああああああああああッ!!」


やはり彼女と同じように――僕の言葉を無視して頷いた。

この後は、妙につやつやした母娘共々、食卓を囲みながら
「ん……アルが食べないなんて、珍しい」
「おいしいのに……」
と呼びかけるものの、調理後に部屋の隅っこでエプロンを外す事も無く三角座りして涙している長男の姿が幻視されました(笑