二十年以上の、ぬくもり。
同志・白雲猫の雑記にもちょっと書いたけど。
寒い日に愛用している、一枚のひざ掛け。
母親から譲ってもらったもので、本場・イギリス製。値段もそれなりにしたとか。
ただ、その甲斐あって、すごく暖かい。
これ一枚膝にかけてるだけで、暖房の設定温度を2度は下げられるくらい。
母親からオレに。
足掛け20年以上も、足元を暖かく包み込んでくれていることになる。
長く使われた道具には、物の精が宿るという。
もし、このひざ掛けにも、何かの精が宿っているなら――伝えたい。
“いつも、暖かく包み込んでくれて――ありがとう”って。
珍しくオチも何も無いけど、本当……この感謝、伝えられたらいいのに。