依頼状況 ターゲットサイド・4

○クエスト『ネタ師を捕らえよ!』 ハントターゲットの状況

「がつがつがつがつもしゃもしゃ!」


 日本人なら米食え米! という具合にガツガツとゴハンをかっ込む私、お茶漬け中。
 ……ではないが、やはり米は美味しい。焼肉と塩だけでもイケるイケる♪

「けぽ……ご馳走さまー」


 飯盒いっぱい炊いたのに、もう食べきってしまいましたとさ。
 あー、しろいおまんまは魂を癒してくれるなぁ……

「さーて、さくっと逃げて回りますかぁ!」

○サイボーグ熾彦さん

「なんかでたー!?」


 いろいろとフルヴォッコにされてる俺の前に、現れたのはバカでかいロボット。
 なんとなく喋りが熾彦さんっぽいが、なんつーかメカメカしい。新手のスタンd……マシンか?w

「うううう、そろそろ本格的に攻めが激しくなってきたー!」


 泣き言を言いたくなるが、そもそもこれまでが平穏すぎたのだ。
 そう、世はまさに戦国時代! 戦わなければ生き残れない! 所詮この世は云々と強○パウダも言っていた!
 ……でも、ネタ師としてはここでクールに戦うとか具の骨頂だよなぁ……
 かといって、自衛の為に戦わないのも被狩猟側としては問題があるか。うーん……


 がしゃーんがしゃーん、と接近してくる巨大兵器をみやりしばし思案。

「う? 巨大兵器……? ……☆」


 ひらめいたっ。 逆立ちとか相手の必殺技が来た訳ではないけれどっ♪

「えーと……」


 ごそごそ、とポッケを漁る事しばし。なんというか、これってなんてドラ○もん?
 まぁいいやー。お、あったあった。

「どかぁんっ!」


 口で擬音を言いながら、ポケットから『ショットガン』を取り出し、ぶっ放すネタ師さん。
 飛び散る散弾は凄まじい速度の牙となり……一撃で砲塔を吹き飛ばす!

「もいっちょ!」


 あいていた片手にさらにショットガンを握り、砲撃のような音をさせながら撃つ!
 こちらは鋏に命中し、一気にずたぼろの状態にまで持っていく。


 俺の虎の子の装備、EDF銃器の一つ『ガバナー100』! ヘクトルですら沈黙させられる自慢の牙である。
 いいか、ショットガンはロマンだ! 魂だ! 男の子の夢なんだよ! 心の中で叫びまくる俺連さん

「はっはっは! 見たか! ……では、一応ちょっと凄いところ見せたので、ばいばーい♪」


 言うが早いか、グリーンペプシをぶしゃーっと拡散で放出し、眼を眩ませる!
 その間に地面に穴を掘り、ドリルモグラよろしく逃亡!


 まあ、若干戦力を削いでおけば問題ないよな、うん。暴力反対ダシ。

○漣「如月&神銘チャン♪」

「アラアラアラ……人外とはご挨拶ネー? 如月ちゃんのクセにぃー♪」


 いやんいやん、とくねくねーとするも、鋭い雰囲気を崩さない如月チャン。
 それどころか瞬時にコスチュームを変更し、でっかい拳銃をつきつけてくる。
 ヤレヤレー……ちょこっとばかり、ホンキなのかしら? ナントなく、カンジが違う気もするけど……
 マ、ここは一つオトナの女らしい対応をしちゃおうカシラ♪

「フフ……♪ そうね、おさきにドウゾ?」


 余裕綽々の態度デ、てのひらをふりふり、として誘うオネーサンセクシー系♪


 ガキ、という鈍い音と共に……轟く銃声……"四つ"!!

漣(??)

「アイニクと、拳銃使いならオネーサンにもストックはアル」


 悠然と立つその姿は、先ほどの衣装とはまったく別の姿。


 旅汚れした丈夫そうな外套につばの広い帽子を目深に被り、長い黒髪は背中で束ねて流している。
 その姿は、身長にこそ開きはあれど、見たことがある姿……


 そしてその手に握られているのは、白と黒の、大型拳銃。

漣(某ペネトレイター)

「続けるカ? ここから先はカゲンなしになるゾ」


 口調まで僅かに変化させながら、二人の銃使いが対峙する……

このような感じに。しかし、なかなか掴まらないなぁ、連さん……。
そろそろネタも佳境、誰かまともに接触できる人が現れても良いかも?