君が主で執事が俺で

さくーっと森羅様と朱子をクリアーしてきたので、この辺でゲームに対しての感想など。
あ、中身に関わってくる部分に関しては述べてありませんので、ご安心を(笑
でも一応、ちょっと長いので「続きを読む」で隔離しておきますね。


ゲームとしてはADV形式、そして「おつかえシステム」……と銘打ってありますが。
ぶっちゃけて言ってしまうと「おつかえシステム」って、単なるシナリオ選択の選択肢ですよね、と(爆
『ゲーム性』(システム的な楽しさ・遊戯としての駆け引き)という視点で見れば、きみあるはゲームでは無いです。
選択肢の数、滅茶苦茶少ないですし……。森羅様のシナリオをやってても、全体通して4回くらいしか無かったような。
必然的にゲーム性というもの自体は無いので『難易度』というのも皆無に等しいでしょう。
fateのようにバッドエンド祭りになるということは無いというわけです(笑


ただ、まあ。
このゲームの売りは『ゲーム性』ではなく、作品コンセプトとシナリオだというのは発売前から明確でしたので(笑
そこに期待をかけてたわけではないので、かえってシナリオが停滞することが無くて読み進め易かったですね。


プレイ期間は春一杯……ということでしたが、実際は初夏に差し掛かるぐらいまでは?
3/1から5月の下旬くらいまではずーっとシナリオが続いていました。
割とボリュームは豊富で、もっと姉しょの頃のようにサクッとクリアできるものと思ってたので意外でした。
文章表示がウィンドウ下の三行表示なので、fateとかのサウンドノベル的な『読み物』の雰囲気はありません。
『ADVゲーム』独特の読みやすさとテンポの良さを備えながら、1ルートごと、おなかたっぷりになるくらいの量はあります。
あと、各キャラのシナリオで共通シーンというものが殆ど見られないというのは流石だと思いました。中だるみを感じません。
タカヒロ氏の時事ネタを上手く絡めたパロディ・個性的なキャラを上手く絡め合わせた軽快なテンポはそのままに、
シリアスな部分は取ってつけたような印象を感じる事も無く、しっとりと丁寧に綴られていてよかったです。



声優さんに関しては発売前から散々言われてたので言う事無し(笑
男性陣も女性陣も問題なし……つーか、子太明(野原ひ○し)の演技が上手ぇ……w
主人公の父親役をやってるわけですが、中の人のネームバリュー的なギャグで絡めてくるのではなく、
きっちりベテランとしての演技力でせめて来るとは思いませんでした……これは反則的だと思います(笑


CGに関しては……一部、立ち絵のバランスがおかしいところもあるかな? と思うのですが、
プレイしているときの雰囲気や世界観を壊すようなものではなく、白猫参謀氏の絵のクセなのかな、とも。
でもスタッフ雑記とかのラフ絵を見てると、歪みがあまり無いんですよね……何故なのやら……。


総じてまだ2キャラですが、クリアーまでのプレイはたっぷりと楽しい時間を堪能させていただきました。
この出来なら太鼓判を押して『面白いッ!!』と薦められます♪
スタッフ買いしても問題の無い出来ですね。前評判に十二分に応えた内容だったと思いますっ!w