The Snowman
- 作者: レイモンドブリッグス,Raymond Briggs
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1998/10/01
- メディア: 大型本
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スノーマン、で間違いなかったようです。
探してみたら、サイトも見つかったりしました。
やはり元々は絵本だったようです。というか、コメントにも書きましたが、この人の著書何冊か持ってました。
『さむがりやのサンタ』とか、『サンタのたのしいなつやすみ』とか。
で、思い出したのも何かの縁と、実に何年ぶりにか『スノーマン』を鑑賞してきたのですが。
……うかつでした。
思い出しちゃいけないくらい昔の事が思い浮かんで、涙腺がゆるっゆるになっちゃってます(涙
このおはなしは、寒い冬の朝にはじまります。
ある朝、少年ジェームズが目覚めると、窓の外は一面の銀世界!
ジェームズはおおはしゃぎでとびきり大きな雪だるまを作ります。
雪だるまが気になって眠れないジェームズ。
ふと窓の外を見ると、その雪だるまが動き出しました・・・。
サイトから一部抜粋させてもらってきましたが、大筋こんなお話です。
絵本とアニメ、どっちから先に見たかは覚えてませんが……。
どちらも、登場人物の台詞が一切無いのに、ジェームズやスノーマンの気持ちがとても伝わってくるんですよね。
冷たい雪の体のはずなのに、そんな冷たさを全然感じさせる事のないスノーマン。
暖房に当るみたいに、気持ち良さそうに冷蔵庫に手を翳してうっとりしている姿とか。
ちょっとおちゃめで、でもとても大きくて、ふかふかしてそうで……。
見てたの、いつの頃だったんでしょう。
まだ幼稚園か、小学生に上がって間もない頃か……。
お話を理屈で受け止める事を覚えるより前、鮮烈に心に焼き付いた作品は……すごいですね。
心が、本当に小さい頃に戻っていったみたいに三十分間ずっと見入っていました。
そして最後のシーンで、じわりと込み上げてくるものが。
小さい頃はこの最後を見るたび、ぼろぼろ泣いてたように思います。
詳細は、このお話の一番のシーンでもあるので何も記述は出来ませんが……。
『人外招来体質』が、自分のために使えるものなら。
一度でいいからスノーマン呼んで、思いっきり……遊んでみたい、ですね。
酷く涙もろい自分を思い出しちゃいました。