サークル『月魅傍』解散

なゆんのところで知りましたが、サークル『月魅傍』解散……。
ショックを隠しきれません。アルですおはようございます。


月魅傍を知らない方の為に解説させて頂くと、
18禁ゲームのキャラクター達を複数の作品から集め、
スーパーロボット大戦シリーズ風に仕立てたSLGを製作していたサークルでした。

一言で言うと、エロゲースーパーロボット大戦
月姫などの人気作から、サクリファイスタウンなどの作品を撰ぶなど、
世論より本当に自分たちの作りたいものを作ったという感じ。
また同人ゲームでありがちな低質さは一切なく、グラフィックやBGMなどが作りこまれている。


上記は、このサークル唯一の発表作品となってしまった『怪伝』の紹介を、
はてなダイアリーのキーワード解説より抜粋したものです。
若干作品としては古いため、今になって見るとアニメーションが若干荒かったりするものの
スパロボFぐらいにはグリグリ動きますが)、
シナリオの面白さとゲームバランスの良さで同人にしてはかなりの良作だと思います。
少なくとも、販売価格である\1000-は軽く突き抜けて遊べるものではないかと。
あと、BGMが良いというのは今で聞いてもそう思います。


参戦キャラも、『月姫』『とらいあんぐるハート3』といった割とメジャーところから、
『Routes』のようなそれほどメジャーではない作品、
空の境界』のようにそもそもゲームになってない作品、
果ては『サクリファイスタウン』『睡蓮』等、
このゲームをプレイして無いとまず知らないであろう作品から、
そもそも世の中に発表を見ることの無かった作品まで参戦していて(笑)、
媚を売るでなく、本当に出したいキャラ出してやりたいようにやったんだろうなぁ……というのが伝わってきます。
(発表されてない作品というのは前者『サクリファイスタウン』が該当。
 このゲームをプレイした後、存在しない『本編』を探して阿呆のようにネットを走り回った記憶があります(笑))


また、怪伝オリジナルのキャラクターも登場するのですが、
シナリオがしっかりとしていたので俺最強TSUEEEE的な臭みは感じませんでした。
この辺りはまあ、個人の価値観になってくる感覚なのかもしれませんが……。
若干とっつきづらい序盤はともかく、後半には主人公にきちんと好感が持てました。
あとヒロインが可愛い。たゆんだしな!!!(力説


『怪伝』の次回作として『悠彼方廻〜ハルカカナタヘ〜』という作品の製作が予定されていました。
こちらもスパロボ風ゲームとして、『Fate』『式神の城』、
あと、公開されたトップ絵を見る限り『永遠のアセリア』も参戦予定だったようで……。

月魅傍


現在、サイト上で製作予定だった第一話シナリオ、及び戦闘アニメーションが掲載されてます。
コレを見る限りでも、つくづく製作断念は『惜しい』のですが……。
こればかりは、どうしようもないです。


貴方達の作られる作品が大好きでした。
また製作が出来そうな環境が整い、その時に創りたいという気持ちがあったなら。
いつでも戻ってきて下さい。負担に思わせない程度に、その日をお待ちしております。