Super Robot Wars Original Generation 2

スパロボは好きな人と嫌いな人に二分される中、
そのオリジナル要素のみを凝縮してソフトにしたこの作品。


好きな人は徹底的に好きだと思う。
勿論、オレもその一人(笑)。


で、中でも一番好きなのがキョウスケとエクセレンの二人。
まあ、これも鉄板で人気高いカップリング。如月さんもそうだし(笑


ただ、オレの場合、勿論キョウスケの痺れるような格好よさも、
エクセレンの気さくなおねーさんぶりも蕩けるくらい大好きだけど(笑)、
この二人で「いいな」と思うのは、二人が『強く』、かつ『対等』だからかなと思う。


オレが生まれた頃に比べて、『戦うヒロイン』というのも大分増えた。
ただ単に向こう見ずに肩肘を張るだけじゃなくて、『人間的』に強い女性のヒロインというのも増えた。
けれど、主人公とヒロインの両方が『強く』、かつ『対等』である作品はまだまだ数が少ないと思う。

「こんな夫婦がまさか他にもいらっしゃるとは、夢にも思いませんでした……」
「おまえ、いちいち引き合いに出すのは止めろよな。
 ――だいいち、こんなとんでもない規格外の夫婦と、おれたちのどこが似てるって言うんだ?」


「具体的にどういうところが似てるの?」
「第一に、奥さまが異様にお強いことです」
「でも、奥さんが威張ってる夫婦なんて、珍しくないんじゃない?」
「それは旦那さまにそれだけの隙と弱みがあるから奥さまに勝てないだけですよ」


「この旦那さまは強い方です。非常にお強い方だと申し上げてもいいでしょう。
 それなのに、奥さまがその旦那さまに少しも力負けしていらっしゃらない。
 精神的にはもちろん、肉体的にもです」


(舞踏会の華麗なる終焉/ 茅田砂胡

勿論愛の形なんて人それぞれだし、作品で見ても、テーマに適した関係とあり方がある。
どれが優れてるとか、どれが劣ってるとか、そういうことが言いたいんじゃない。
というかぶっちゃけ、書き方が下手くそだったらどんな形だろうと駄目なものは駄m(ry


ただ、自分の理想としては。
キョウスケとエクセレンや、ケリーとジャスミンのように。


「守ってやるお姫様」より、「戦場で共に戦う事も出来る女性」より。
「背を預けられる唯一の相棒」としての在り方が、理想。


ラディとミレイユ、エルナとクレセント……カインに白妙。
『お前の背中を俺に預けろ。背中を合わせていれば……俺達に死角は無い』と言ったユウイチとセレナ。
現在連載している最中のアトリやトトも、その辺りをしっかりと継承してるカップルだなと思う。
ただ、『女性優位の法則』って言うような感じで言われるように、日常パートだと女性陣がガンガン先導してますが(笑)。


対等であることに、執着はしない。
むしろ殆ど意識さえしていないから、尻に敷かれていると思われようと全く意に介さない。


ただ。
ふと、立ち上がった時。
自然と背中を預けるのが、ごく当たり前な関係。


そういうのが、オレはすごく好き。