2005-10-30 秋の風 雑記 この時期の風が好き。 肌には冷たいけれど、突き放すほど寒くない。 そっと頬や髪を撫でて――吹き抜けていく様子は、まるで。 風に、包まれているような感じで。 オレの手も、人よりずっと冷たい。 誰にも、一度も握られたことの無い手。 この手でも、この風と同じように。 誰かを包み込むことは――出来るのかな、なんて考える。 そんな幻想。