ぺち、ぺち

>頑張るアルキュンにうぇぶぺちぺち。
個人的に「ぺちぺち」と「うぇぶぺちぺち」は別物として考えています。
ぺちぺちはちっちゃいこの手のひらでほっぺたをぺちぺちと叩かれる音的イメージですが、
うぇぶぺちぺちはおっきなweb拍手ボタンを、まるっちい手のひらで上からぺちぺち叩いてるイメージ。
しかも嬉しそうに。膝をついて四つんばいみたいな感じで、手をのばしてぺちぺちって。
ああもうお持ち帰りしてイイですか!(錯乱

泉の精達がいる日々:泉の精『闇から現れるもの』 その3

泉の精

「ちょっと、何時まで眺めている気ですか。」

アル

「可愛い寝顔だな、起こすのがもったいない。」

泉の精

「メアは一度寝たら滅多なことでは起きません。
 さっさとどけてこのフォークを抜いてください。」

アル

「滅多に見られない光景をもう少し眺めていてもいいかな、なんて。」

泉の精

「なんですか、あなたまで。」

アル

「まぁ、その、なんだ、頑張ればもう少し速いペースでだな。」

泉の精

「だめです、あなたの体が持ちません。
 自分を犠牲にしてなどという考えは絶対に許しません。」

アル

「そうか。 それ以外のことなら文句はないと。」

泉の精

「それ以外のことってなんですか?」

アル

「体に障らない程度でできることをさせて貰うか。」

泉の精

「な、何をする気ですか。」

アル

「さっきのと同じ事。」

泉の精

「こ、こういうものはですね、もっと相応しい時と場所と雰囲気が……。」

アル

「場所はベットだし、ちょうど二人っきりで君もちょっとその気になってる様な気がするし。
 一番重要なのは……。 今ならハリセンで叩かれないっ!!」

泉の精

「なんですかそれは! だいたいあなたは……んむぅっ!」

アル

「んんっ……ふむぅ……んむぁっ……ふはっ……んんぅぁっ……っはぁ。」


じたばたと暴れていた泉の精は唇を重ねているうちに……。

泉の精

「ふぁ……。 んぅ……。」


次第に大人しくなっていく。

泉の精

「はふぁっ……強引です。 後でどうなるか分かっているのでしょうね?」

アル

「ははは……後で好きなだけ叩いていいよ。 
 いつもはハリセンが真っ先に飛んでくるから、こういうときじゃないとできそうにないしね。 
 俺のせいで辛い目にあわせてしまったから、罪滅ぼしって言うか、その……。
 大切に思っているってことを分かって貰いたかった。
 やっぱり、まずいというか……いやだった?」

泉の精

「なぜ、もう少しまともな状況でできないのです。
 ムードもなければ雰囲気も最低です。 甘い言葉の一つも囁いてくれないのですか。」

アル

「……では、仕切り直して。
 君のことを大切に思っている。 二度と失うような目に遭いたくない。
 命ある限り君と共に歩むことを誓う。 ずっと一緒にいて欲しい。」

泉の精

「あ……。」

アル

「いいかい?」


泉の精が無言で頷く。

泉の精

「んっ……ふぁっ……。」


ゆっくりと、互いの唇の感触を確かめるように軽く触れあわせる。

泉の精

「んぅ……はむっ……んっ……はふっ……。 もっと……して。」


さらに求めようと深く互いを感じようとしたときに、

泉の精

「ふはぁ……んっ! うむあああっ……んんんむぅっ……ふはぁむっ!」


泉の精が突然暴れ出す。
が、一度付いた勢いは収まらず、強引に迫ってしまう。

泉の精

「んんぁっ……はむぅっ……ふはぁっ!」


とんとんと突然、肩を叩かれ、

泉の精のお姉様

「あのね。」


背後から聞こえた声に硬直する。

泉の精のお姉様

「するなとは言わないけどね。
 お互い体調が万全じゃないんだから、激しいのはだめよ。」

アル

「……。」


気まずい雰囲気が辺りを支配する。

泉の精のお姉様

「それと、ベットに拘束して、もう一人女の子入れて三人でっていうのはちょっとね。」

アル

「……。」


嫌な汗が全身から噴き出す。

泉の精のお姉様

「最初から飛ばしすぎよ。
 そういうのは刺激が足りないなと思ってからでも遅くないんじゃないかしら。」

アル

「……。」

泉の精のお姉様

「見られていないと燃えないっていうなら次から私を呼びなさい。いいわね?」

アル

「あ……その……。」

泉の精のお姉様

「まさか、私に一緒にとか言ったら……。」

アル

「そ、そんなことは決して……。」

泉の精のお姉様

「冗談よ。 この子におねだりさせるなんてよくやったわ。 褒めてあげる。
 でも、ちょっと強引ね。 次からはもう少し自然にいい雰囲気になるようにしないさい。」

泉の精

「お姉様……、い、いつから?」

泉の精のお姉様

「あなたが強引に唇を奪われるあたりかしら。 さてと……。」


そう言いながらお姉様はフォークを全て抜いて抜いて泉の精を起きあがらせる。

泉の精のお姉様

「邪魔しちゃ悪いから私はそろそろ退散するわ。 あ、これ貸してあげる。 
 このボタンを押すとブーストしたのと同じ効果があるそうよ。
 試しに使ってみたらどうかしら。」


お姉様は泉の精にピコピコハンマーを手渡すとすたすたと部屋の扉へと歩いていく。

泉の精のお姉様

「これからどんなに大きな音がしても、どんな声が上がっても聞かなかったことにするから。
 うふふっ、まだ夜は長いし、後は二人でゆっくり楽しんでね。 」


ドアの隙間から顔だけ覗かせたお姉様はこう言い終わるとゆっくりとドアが閉まる。
メアを丁寧にベットに寝かせた泉の精がゆっくりと立ち上がり、こちらへと振り向く。
怒りによるものか、はたまた恥ずかしさからくるものなのかその顔は真っ赤になっている。

泉の精

「さっき、好きなだけ叩いていいと言っていましたね。 覚悟はできていますよね?」


ピコピコハンマーが金色に輝き出す。

アル

「ちょ、それはいくらなんでも。」

泉の精

「光になりなさい。」


〜〜〜〜〜

少女・ねこ

「みぅ?」

妖精

「またやってる。 今夜は一段と激しいわね。」

少女・ねこ

(かきかき)「何か変な音も混じってるの。」

妖精

「付き合ってらんないわよ、全く。」

少女・ねこ

(かきかき)「ケンカするほど仲がいいっていうけど……なんか様子が変なの。」

妖精

「夫婦喧嘩は犬も食わないっていうでしょ、巻き込まれると大変だからほっとくわよ。」

少女・ねこ

「みゅっ。」

……この。
いくら好きあってても、ムードや雰囲気ってものをしっかり大事にしてないと駄目だってのに、
最初はそれが判らなくてただ強引に求めてみたりする勘違いっぷりとかが。


色々笑えないんですが!!(赤面_| ̄|●|||
てーか、これモロにえっちぃじゃないですか!!(滝涙


まあ、あれだ。
抱く時は相手も「人」なんだから、それを尊重しような? とか。
……ああ、何でこんなに、過去の自分を見てるような気分_| ̄|●|||