煙草、ね。

一言で言えば「大嫌い」。
故に書く内容は感情論出しまくりだからスルー推奨(ぇ
理由は簡単。
あの匂いも煙も元々嫌いだし、
気管支が弱かったせいで、煙草の煙は天敵だったことも理由の一つ。
嫌いも嫌い、凄く嫌い。
「煙草を吸うようになってから逆に健康に気を使うようになった」
とか言ってる奴には「馬鹿だろ、お前?」と即答で返すし、



喫煙者も嫌い。
喫煙マナーに関しては個人の価値観と采配に寄るものだから、
「喫煙者」で一まとめにするわけにはいかない。
喫煙者からしても、マナーの悪い喫煙者は蔑視されてるわけだしね。


オレが嫌いなのは、煙草を吸う人間が大概口にする、
「大人としての自己責任で毒吸ってるんだ」というあの開き直り。
そういう言葉を口にする人間に限って、「受動喫煙」のことには触れもしない。
たまに「知らない」って人もいて、それはそれでまた問題だけれど、
大概は「知ってても触れない」人ばかり。


何故かって?
受動喫煙に関して、喫煙者側が自分達を弁護できる部分なんて何一つ無いから。


自分で毒吸ってる分にはいい。
それはアルコールだって同じように過剰な摂取は体に毒。
麻薬や覚せい剤のような薬も「有害な常習性の嗜好物」として捉えるなら同じか。


でも、大酒飲みの隣で水を飲んでたからって、隣の人が急性アルコール中毒で死ぬわけじゃない。
覚せい剤打ってハイになってる人間の隣で、討ったことの無い人間が禁断症状起こすわけじゃない。


でも、煙草吸ってる人間の隣でメシ食ってる人間は発作を起こすし酷けりゃ死ぬ。


多分、嗜好物の中で唯一じゃないか?
「自分だけじゃなく他人にも迷惑のかかるもの」ってのは。


そういう点もあって、機嫌が悪い時なんかに、
隣で「そういう覚悟」とかいうのを抱いてる奴がぷっかぷか煙草吸ってると、


「あんたが地獄に片足突っ込むのは勝手だが、オレを巻き込むのはどういう了見だ?」
「あんたの「煙草吸いたい」って都合だけで、オレは死にそうになってる。
 じゃあ、オレの「煙が嫌い」っていう都合だけで、あんた一片死んでみるか?」


とか、銃を眉間に押し当てて呟きたくなる。


それぐらい、嫌い。


でも多分、煙草はこの世からなくならないんだろうね。
何故なら、需要があるから。
そして、喫煙者側にも「言い分」が存在するから。


例えば、
「煙草の煙で蒙る害を指摘するなら、何でクルマの排気ガスや工業排煙について指摘しない?」
って言われれば、大概の禁煙者は黙るしかない。
実際、数万人の喫煙者が煙草を吸ってるからって数千人の喘息者は生まれないけれど、
数百本の工業排煙のお陰で数千人の喘息をわずらった人間は生まれる。
そっちの方が影響が強いし、そういう「被者の健康」を考えたらそっちを指摘するべきじゃないのか、
と言う問いに、真正面から答えられる人間が果たして何人いるのか。


どっちも大義名分を掲げるには矛盾を抱えてるし、そこを指摘されれば反論出来るはずも無い。
そんな状態で、一概に「どっちが悪い」なんていう判断は下せないし、議論できるはずも無い。


だから、オレは禁煙推奨とも喫煙推奨とも言わない。
ただ「煙草が嫌い」とだけ。
オレの目の前で吸わない限り別に構いはしないけど、
オレの目の前でぷかぷか吸う奴は「喫煙者」もいい印象は抱かない。
そんだけ。


……あ、でも、妊婦の喫煙だけは別。受動喫煙も含めてね。
あれははっきりと「禁止」を推奨したいところ。
胎児や妊婦への影響とかも、当然あるけど。


言ってみれば、「妊婦」は「自分の責任」とやらで煙草を吸ってて、そりゃ自分で納得しての行動かもしれない。
でも「胎児」からしてみれば、自分の意思の有無に関わらず強制的に煙草を吸わされてるわけで。


ンな事を「強制」するのが、果たして「責任への自覚を持つ大人」のやることか? と。


妊婦の旦那さんとかの押し付ける受動喫煙も、同じく。
自分の見ず知らずの他人ならともかく、愛した果てに誕生した、目に入れても痛くない子供だろ?
だったら、その子供の「意思」くらい尊重してやれ。あんたが自分の「意思」を尊重して「喫煙」を選んだようにな。
どうせ子供も煙草が好きなら、誰に言われるでもなく、大きくなったら自分の意思で「喫煙」を選択するだろうよ。
その自由意志さえ与えずに喫煙を「強要」して、自分の都合を「子供に押し付ける」のは「大人」なのか?
しかもその「都合」が子供のためになるようなことならともかく、完全に「自分の楽しみのため」なのにさ。


なんて、辛辣なことも言いたくなる。


まあ、でも、妊婦さんは別として、喫煙者の存在は結論としては「黙認」かな。
自分に干渉しない限りは別に喫煙してもいい。
干渉してくる時も、ある程度なら我慢してやるさな。


目の前で「喫煙者の権利」だの喚き散らさない限りは。


それは要するに「禁煙者の権利」を主張して互いに殺しあうまで続く決闘の始まりだから。
双方のトラブル回避のためにも、ここは互いに黙って「見て見ぬふり」しようぜ?


でねぇと、煙草なくなったら、小説の描写で格好良く煙草を吸うなんていう描写が消滅しちまうしな(爆死