据え置きハードの可能性

箱○をゲットしたことで、うちにもやっと最先端ハードの時代の波が到来。
ネット接続することで体験版やソフトのDLも可能なのですが、その中でふとトライエースの新作「エンドオブエタニティ」の体験版があったので、話のタネにプレイしてみたのですが……。


1000万本・800万本といったメガヒットを次々叩き出す世界ゲーム市場と比べて、日本が完全に世界ゲーム市場からおいてきぼりにされてる事を実感せざるを得ませんでした。
一言で言えばつまらない。何がつまらないって、PS2PSPでも出来るようなコトしか仕様に詰め込めていないって点でしょうか。
銃弾が飛び交うというのに、背景は全てただの書き割りも同然な傷一つつかないオブジェ、こんだけ美麗に描き込まれた世界にも拘わらず、戦闘中の移動すら自由にままならないシステムに、行動選択中は全員の動きがぴたっと止まるターン制バトル。
それでいてアイテム生成は、今時時代錯誤とも言うべき「素材を集めて製造」……。


モンハンはいいんですよ。アレは野生生物の素材から武器を削りだして作ってるんですから。そういう世界観なんですから。
お前相手が銃器持ってるんだったら、それを殴って奪い取るくらいしろよと。それくらい箱のスペックなら余裕だろと。それを律儀にちまちま相手を倒して、わざわざ実用出来る銃器となっているものをぶっ壊してパーツに分解してから、もう一度組み直すとかいう無駄きわまりないコトをやってるんだと。
つーか戦闘中にリアルタイムに動くなんて、PS2SO3の時代にもう実現してただろうよ……。


トライエースが次世代機でやりたかったのは「どんだけバク転しても中身の見えないスカート」か?
プレイ十分後、オレのHDDから見事にこのゲームは削除されました。……こんなモンしか作れないなら、確かに日本の市場は優先順位低くなるよな……。


日本でPSPやDSの普及が爆発的なのは、結局「作り手側がそのレベルのハードで出来る仕様のゲーム」しか作れなくなってるからなんだろうなぁ、と思わされました。
ハードに見合った仕様のゲームであれば、面白いわけですから……。次世代機はもう日本のゲームクリエイターにとっては手に余るテクノロジーなんでしょうね。