東方永宴記

原稿終わった! 記念になるのでしょうか。
パパラッチさんから非常に面白! なネタを投稿して頂きました。
その名も「東方永宴記(仮)」! ……仮っていらなくね? と思ってとりあえず外してますがw


連作の予感を感じさせる内容ですが、ひとまずははてなダイアリーに掲載、ということで。


幻想郷ではいつもの宴会。
でももし、会場が博麗神社ではなく、永遠亭だったら……はたして、それはただの宴会? それとも異変の前触れ?


では、百聞は一見にしかず。どうぞ〜♪

東方永宴記


 やったアアアア!
原稿終わったアアアア!!


 本当に、ここまで長かった。
自分で書いたもののくせに、読み返してみると気に入らなくて、何度も書き直した。
「推敲」の故事にあるような身振り手振りを、何度自分でやってみたことか。
 そして今、俺が書きたかったものが、この手元にある。


 あの人たちは、なんて言うかな。
筆が進まない時、なんか落ち着かない時、そんな時にはいつも、仕事の合間に俺を励ましてくれたあの人、
賑やかに現れ差し入れをしてくれたあの人、
気分転換も大事とかいいつつ、境界を弄ってまで散歩に連れ出してくれたあの人――


 そうだ、まずはあの人たちに読んでもらおう。
そう思って、封筒を手に取ったその時。思えばそれが、すべての「始まり」だったのかも――


  封筒と一緒に、見覚えのある紙切れがひらり、と舞った。いや、紙切れは失礼だ。
何しろこれは、プレゼントクーポン。今年の誕生日にパパラッチさんから貰ったんだっけ。
来年の誕生日までなら、俺と慧音は無料、そのほかも 4 人は 3 割引。
そうだ、遊びに行ってみようかな。妹紅や萃香、永琳さんや輝夜さんを誘って――
そんなことを考えた、まさにその時。


 どあしこぉおおおおおおん!!


って、なんだなんだ?? 玄関先で突然鳴り響いたこの轟音。しかる準備をして玄関へ向かうと、そこにいたのは。

魔理沙

「ようアルキュン! 忙しいみたいだが今は平気か?」

霊夢

「ってあんたはねえ。まあいいわ。今日は宴会の誘いよ」


 魔理沙はともかく、霊夢がこの手の場にいるってのは珍しいかも。
何しろ彼女、宴会自体は嫌いじゃないようだけど、後片付けが大変だからたまには神社以外でやってほしいって、いつもこぼしてる。
 その彼女が珍しく――

魔理沙

「おっと、今回は会場が違うから注意なんだぜ」

霊夢

「今回のメイン会場は永遠亭よ。……それにしても何考えてるのかしら、月の暇人たちは」


 月の……ああ、輝夜さん達か。ってあれ、輝夜……さん?

霊夢

「そうだわ。お誘いしておいてなんだけど、やっぱりアルキュンもきてくれるかしら」

魔理沙

「おーおー、ひょっとして私は邪魔かー?」

霊夢

「……あのねえ。私は異変のにおいがする、って言ってるのよ」

魔理沙

「初めて聞くぜ。……まあもっとも、あの夜雀屋台が永遠亭に取り込まれたそうだしな」


 なっ、なんだってー!?
と思う間もなく、俺は空中散歩につきあわされる事になった。

(続くかわからないけど、続く場合はこんな一幕があるかも??)

ミスティア

「ちんちんちん ちんちんちん み〜すち〜♪」

ことり

「ぴぃぴぃぴぃ ぴぃぴぃぴぃ こ〜とり〜♪」

にとり

「ううう、私のアイデンティティが〜」

東方パパラッチ

「あー、河童の科学力、伝え方を間違ったかなあ……?」

にとり

「う、うわああああん!!」


魔理沙霊夢が出てくるのは本当珍しいと思いますw
何故か東方拍手では滅多に出てくることの無い人達だったので……個人的に続き! 楽しみにしてます♪