『骨』

小説作品を書く時、イメージしているものとして。
作品が『生き物』であるなら、主題やテーマ・作品設定などは『骨』。
文章表現力は『筋肉』、萌え要素やら何やらは表面を覆う『皮』と捉えています。


読者の想像力が末恐ろしい事をよく知っているので、『皮』は全く気を払ってません。
『筋肉』は意識して向上を目指し、ありがたい事に読者様にも支持を頂いてます。


ですが、最後の要素。
『骨』を太く、逞しく仕上げる方法だけがどうしても判りませんでした。
人間一つを取っても、骨の数は200。設定という名の骨は多くて損をする事はありません。
ですが設定だけが多くても、その骨を統括し、纏め上げる太い一本が。
体重を支えてグッと伸び上がる、背骨のような太く逞しいものがどうしても上手く生み出せず……。
どこか、過剰に筋肉だけのの発達した『歪な感じ』をなかなか拭えなかったのが事実です。


が。
……とうとう、手に入れました。
欠けていた背骨、全てを背負い雄々しく反り返る太く逞しい骨を仕立てる方法を!w
ペンを走らせているだけで、ガツンガツンッと一筆ごとに感じる手ごたえ。
やばい、これは文章を書くのが楽しすぎる……!w


この手ごたえなら、あるいは今年こそ……!