偉大なる先人へ

遅ればせながら、ようやくオレの心の師・吉田直先生の「ジェノサイド・エンジェル」を読み終わりました。
第二回スニーカー大賞受賞作。
つまり、今のオレと同じスタートラインにたっていた頃の氏の作品というわけで。


たっぷり、がっつりと拝読させていただきました。


そして、感想。
ええまあ正直調子乗るなっていわれそうなんで怖いんですが。
だからここでリンクを外してたり(笑
続きを読むで、そっから何が書いてあっても怒っちゃ駄目よ?(ぇ


感想は。
面白いと思ったと同時――
「……これなら、いけるんじゃないか。オレもプロの、あの場所へ」と。


良くも悪くも、この作品は自分の現在の位置を掴むのに丁度良かった作品でした。
この作品は、トリニティブラッドの頃の氏に比べ、幼い。
綿密な描写も構成力も、時折「ああ、まだこの作品に追いついていない」と思わせられましたが。


それでも。技術的に、
「ここまで行くのは、そう難しい事ではない」と。


まあそれで今後作品書いて一切受からなきゃ増長以外の何物でもないんですけどね(笑


それに。
トリニティ・ブラッドの頃の氏は、この頃の氏とは完全に別人になってるくらい洗練されてます。
あれには全然比べ物にならないというのははっきりと判ります_| ̄|●|||
この作品ジェノサイド・エンジェルは、あくまでも氏の「過程」であり、そこに追いつくことはオレの「目標」じゃない。
オレもまた、ここを「過程」のひとつとして、さらに伸びなければ――


やりたいことが、やれない。


焦らず。
刃を、研ぎ澄ませ。


オレの往く場所は、ここよりさらに――高みへと。


いつか、あの人達に胸を張れる自分に。
そしてその――先まで。


最後に。
この作品を世に送り出してくださった偉大な師、故・吉田直先生に感謝と黙祷を。